お散歩におすすめなのは首輪？ハーネス？どっちが安全で使いやすい？

お散歩には首輪とハーネスどっちがおすすめなの？

どちらが向いているかは犬種や体格、わんちゃんの性格によって違う

一概に「どっちがいい」と決めるのはちょっと難しいようです。

判断基準としては「トレーニングがしたい」「抜けにくいものが欲しい」「デザイン性がいいものがいい」など目的に合わせて検討するのがいいと思います。

選択基準として考えられるもの

わんちゃんの体形や性格によっても必要な条件が変わってくると思います。

お散歩中の問題行動があるわんちゃんには首輪の方がトレーニングになる

首輪はお散歩の飼い主からの指示が分かりやすい

首輪はダイレクトに首（頭の近く）の部分に刺激が伝わるので、トレーニングとして最初に使うなら向いてるかなと思います。

ハーネスは犬に負担がかからないような設計になっているのが魅力ですが、その分飼い主さんがリードを引いて指示を伝えても、なかなか伝わらない場合があります。

首輪の注意点は？

引っ張り癖が強い子は首への負担が心配

強い引っ張り癖がある子は、引っ張るたびに首が締まるので首などに負担がかかりやすいのが問題です。また、飼い主さんの方でも指示を出す際にリードを引くときは強く引っ張りすぎないように注意が必要です。

抜けやすい犬種（体格）のわんちゃんもいる

プレーンタイプの首輪だと頭が小さい子や、首周りの毛が多い子は首輪が抜けやすい傾向があるようです。

ただしハーフチョークタイプの場合など、種類によっては抜けにくさも違うと思います。

ハーネスは犬の負担になりにくく、すっぽ抜けしにくい種類がある

ハーネスはリードを引っ張られた時も首への負担が少ない

ハーネスはリードが引かれても広い範囲に負荷がかかるので首輪と違って首への負荷が小さいので、犬が快適に使用できるのが良いところです。

その分、飼い主さんがリードから指示を出した際も伝わりにくいのが難点です。

すっぽ抜け防止に向いてる抜けにくい形のハーネス

ハーネスは前に引っ張る分には問題ないのですが、後ろに引っ張る癖のある子は「すっぽ抜け」の心配があります。

特に取り付けやすいタイプの8の字型は後ろに引っ張る癖がある子は注意です。抜けにくいH型のハーネスを使用すると後ろへの引っ張りにも対応できてかなり安心です。

ハーネスの注意点は？

最初からハーネスにすると、お散歩トレーニング（飼い主の指示を伝える）のがうまくいきにくい可能性があります。

ハーネスは形の種類がいくつかあるので、形によっては抜けやすいタイプもあります。ハーネスを購入す際はどんな形（特徴）かしっかり確認するようにしましょう。

首輪とハーネスどっちが抜けやすい？

ハーネスに関しては種類によって抜けやすさが全然違います。

抜けにくいタイプのH型のハーネスであれば、首輪よりも抜けにくいと思います。

ただH型のハーネスはリードとの接続部分が背中のあたりにあるので、飼い主さんからの指示は伝わりにくいです。

お散歩慣れしていないわんちゃんや、引っ張り癖のあるこのトレーニングも兼ねているのであれば、首輪の方が練習には向いてそうです。

首輪だけでは抜けるのが怖い場合はダブルリードなどでハーネスと併用するのもおすすめです。

安心感重視なら首輪とハーネスのダブル使いのダブルリード

抜けにくさで一番のH型ハーネスでも、リードやハーネスの破損やリードとの接続部分の金具が外れるなど、不測の事態での脱走の可能性はゼロではありません。

もしそういった不測の事態にもできるだけ備えたいという方には、首輪とハーネスの両方を取り付けて、その両方にリードを取り付ける「ダブルリード」をお勧めします。

私は一度ハーネスが抜けた事件があってからは不安になったため、今はこのダブルリードでお散歩しています。

すっぽ抜け対策についてはこちらの記事で詳しく書いています。

まとめ

首輪とハーネスの選択に迷ったら、まずはおうちのわんちゃんのお散歩で何を重視するか（抜け対策、付け心地など）をまずは考えてから、目的に合ったものを選ぶと失敗が少ないかなと思います。

お散歩のトレーニングを重視する場合は、トレーニングに向いた首輪やハーネスがそれぞれあります。

抜け対策を重視する場合は、抜けにくいハーネスや両方（首輪、ハーネス）にリードを付けるダブルリードなどもありますので、それぞれに適した首輪、もしくはハーネスを選択してください。