クレートの選び方は?購入時の注意点やおすすめ商品をご紹介

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目次

犬のクレートとは?どんな時に使うもの?

犬のクレートって?どんな時に使う?

クレートの用途
  • 室内でのわんちゃんの寝床
  • 車や公共交通機関での移動の際に必要
  • 落ち着かせるために使用する

室内ではわんちゃんのベッドルームに

室内で一緒に生活しているわんちゃんにとっては、クレートは安心して眠れるお部屋のような感じだと思います。

人間の感覚だと狭いし、暗いし、居心地悪そうに感じますが、わんちゃん的には広すぎる場所よりも程よく狭いクレートは穴倉のような感じで安心できるのだそうです。

ハムスターとか猫とか、犬以外の生き物も結構暗くて狭いところ好きですよね♪

交通機関や、車での移動時に使用する

交通機関(電車、飛行機等)での移動時には、クレートに入れる場合が多いと思います。ただ、それぞれの移動機関によってルールは異なるようです。

ただクレートを利用していれば利用可能というわけでは無いので(大きさや体重の上限等)があるので、乗車前に(犬を連れて出る前に)前もって利用する移動機関に確認しておくようにしましょう。

※身体障害者補助犬(盲導犬等)等例外もあります。

興奮した際に、犬が落ち着ける場所

犬が興奮して走り回ってしまう時等に、ハウス(クレートに入る)してもらうことで、落ち着いてくれることがあります。

ただし、これには注意点があります。

悪いこと(暴れた時等)をした時にばかりはいるように言っていると、犬がクレートを嫌いになってしまう場合があります。

この辺はトイトレや、子犬時代からのトレーニングで馴らすといいと思います。わんちゃんにとって「落ち着ける場所」として使うように注意しましょう。

普段からクレート内は居心地のいい場所として気に入ってもらえるようにしよう!

クレートとケージやサークルの違いは?

サークル、ケージ、クレートとよく聞くけど違いは?

大まかに特徴をまとめるとこんな感じです。

サークル人と犬のスペースを隔てるための囲い
ケージ天井もあり、四方が囲われている寝床やトイレスペースに使えるドッグハウス
クレート主に移動の時に使用したりする箱型のハウス、寝床として使用することもある

サークル

基本的にサークルは屋根が無く、視界も通るので「犬のスペースを明確にする囲い」という感じです。サークルの中に犬の寝床やトイレスペースを置くイメージ。

ある程度動き回れるので、おもちゃで遊んだり中で好きに過ごせるスペース。

作りとしては簡単に接続できて折りたためてしまう、簡易的なタイプから庭などで使うことを想定した、取り付けも枠部分の強度もしっかりしたものまでいろいろある。

作りが簡易的なタイプは、犬種によっては軽く体当たりしただけで突破される・・・

ケージ

サークルと違って側面も背面も天井もある比較的小さいスペース。

犬の大きさにもよるけど、この中で遊んだりするには狭いので、あくまで寝床やトイレスペースなどとして目的に合わせて使う。

大きさや強度はS~Lくらいである程度サイズ感が似たものが多くて、作りがしっかりしているものが多い印象。サークルと違って簡単に破壊できない。

クッション素材のおうち型のものもあるのですが、ケージに分類していいのかわからないので、ここでは骨組みがしっかりとあるタイプのケージについて書いています。

クレート(キャリーケース)

ケージと同じで前面を囲われていて、ケージよりも更に小さい箱型のハウス。

移動を想定しているので、車での移動の際は車内に固定して使用する。事故防止にもなるので、基本的に走行中はクレート推奨といわれている。

公共交通機関ではクレート(※基準は乗り物によって違う)が必要になる場合もある。

室内ではサークル内で寝床スペースとして使用できる。

人間の感覚だと狭いイメージですが、犬にとってはこの狭い空間がリラックスできるポイントなのだそうです。

なので狭すぎてもだめですし、広すぎても良くないという、サークルやケージ以上にサイズ感に気を遣うのがクレートです。

クレートとキャリーケース(バッグ)については、似たような感じなと思って、まとめて書いてます。

クレート選びで失敗しないポイントとサイズ選びの注意点

クレートの購入をする際に気を付けたいポイントをまとめました。

ポイント
  1. 体型や、体重をできるだけ正確に確認しておこう
  2. サイズは犬種で判断するのは注意が必要
  3. 口コミでは体重や犬種が書いてあるものもあるのでより判断しやすい

1.体型や体重を測る(背丈・胴回り・首回り)

一般的にはサイズの測り方としては3か所を測るように書いてあることが多いと思います。図る場所(どのあたり)とかも大体同じだと思いますが、お店によってはたまーにちょっと違うこともあります。

購入する際には面倒でもお店のサイズ表を確認してから、そのお店の提示している場所で採寸すると誤差が少なく済むと思います。

2.犬種を基準で選ぶと失敗するかも

よく適応サイズに犬種が書いてあるものもありますが、こちらはあくまで参考なので、当てはまらないこともあるようです。

私の身近なところで柴犬で考えてみると、柴犬は豆柴と呼ばれている小さい柴犬「5kg~6kg位」から標準タイプの柴犬だと「9kg~11kg位」までとかなり幅広です。

柴犬は特に幅広いイメージがありますが、他の犬種に関しても、小型のわんちゃんでも「平均より小さめ(大きめ)」というのは良くあると思います。

なのであくまで体重ベースで考えた方が安心だと思います。

我が家の子は13kg越えで(太ってはいないと思います)平均より大きめです。柴犬で選ぶと失敗しそうなので体重で判断するようにしています。

3.口コミで似たような体格の子のレビューがあったらイメージしやすい

口コミでは、ありがたいことに購入者さんのわんちゃんの体重も書いてくれているものがあります。

詳細な体格のデータは無くとも、写真なども併せて参考にすると、よりイメージしやすいと思います。

私も参考にさせていただいています。いろんな方に感謝です!

一般の方が善意で載せてくださっている情報なので、誤差やミスはあるかもしれません。お店の寸法等をメインに、こちらは参考程度に考えよう。

まずはわんちゃんにクレートになれてもらう

暫くサークル内に置いておくだけで気に入って慣れてくれる子もいますし、慣れてくれないようであれば、外出時などに必要なこともあるのでトレーニングが必要です。

クレートトレーニングって?

クレートの中で落ち着いてもらえるように行うトレーニングです。クレートの中が居心地が良いと思ってもらえるようにします。

無理に押し込んで扉を閉めてを慣れる前に繰り返すと、クレートが嫌いになってしまうかもしれないので、慣れるまでは焦らず気長にやりましょう!

トレーニングは「クレートに入る練習」「中に慣れる練習」「扉を閉じた状態で慣れる練習」という感じで、段階を追って行うとわんちゃんもゆっくり慣れやすいかなと思います。

可能であればおうちに来てからすぐに始めると慣れやすいそうです(我が家も着てすぐに練習しました)

クレートはどんなところに置く?入ってもらうタイミングは?

  • ベッドスペースとしてサークル内に置く
  • 興奮してしまった際に落ち着いてもらう
  • 不測の事態(地震など)の脱走予防

サークル内に設置していつでも入れるベッドスペースとして

サークル内に扉を開けた状態で置いておくと、ゆっくり休みたい時に自分で中に入って寝ています。

普段はサークル内のクッションの上とかで寝てるんですが、たまに入るので、ぐっすり寝たいとか何か気分的なものなのか、あるみたいです。

凄く眠そうだったり、たくさん遊んですごく疲れてそうだったり、元気がちょっとない時なんかも入るので、人に余り構われたくない時に入っているのかなと思います。

中で休んでいるときはなるべく静かにして、そっとしておいてあげるといいと思います。

興奮してしまった際に落ち着かせる

遊んでいるときや、何かの拍子に興奮してしまった場合に一時的にクレートに入ってもらうことで落ち着いてもらうこともあります。

普段からクレートで休む(寝る)ようにトレーニングしておくと、中に入ることで安心して落ち着いてくれることがあります。

ただしトレーニングがまだで、クレートを嫌がっている場合に無理して入れるとクレートが嫌いになってしまうこともあるので注意です。

我が家の場合は興奮状態だと、おやつとかで誘導してもなかなか入ってくれませんが、低い声で「ハウス」と言うと大体諦めて入ってくれます。怒鳴ったりしないように、低くゆっくりはっきり言うといいようです。

怒鳴ったり、早口で言うと余計興奮させてしまう場合もあるので気を付けてね。

落ち着いたタイミングで出してもいいと思いますが、気持ちよく休んでいるようであれば、そのまま暫くクレートの中で休んでもらってもいいと思います。クレートが居心地良いのは良いことです。

不測の事態の予防として

地震などの災害時に中に入れてあげることで、万が一の不測の事態での脱走の心配も減り、普段から慣れていれば中にいることで犬も安心感を得られます。

大きな地震ではなくとも、地震が着た場合はサークルにそのままにしておくのは飼い主さんも不安だと思うので、そういう時も中に入ってもらうと安心です。

我が家の場合

結構揺れた時も余りおびえたり、暴れたりはしないですが、特に嫌がらないので一応クレートに入ってもらっています。

小さな地震(震度1とか)であれば続かなければ、入れずにそのままそっとしています。

わんちゃんに快適なおすすめのクレート

  • 持ち運びに便利なタイプ
  • 室内で使用しやすいハードタイプ
  • 折りたためて車にも携帯しやすいソフトタイプ

メインの用途によって使い分けて購入するのもいいと思います。

表の「大きさ参考分類」は商品に記載がない場合は、サイズから管理人が判断して参考として書いています。

当サイトで掲載している参考寸法は情報が変更されている、誤っている可能性もあるので、必ず購入前に商品ページにてご確認ください。

ちょっと重量があるけど頑丈で安心感の高いハードタイプ

室内で寝床として使用する場合にもおすすめですし、車での移動や、飛行機などの移動手段を利用する場合にもしっかりした作りで安全にわんちゃんを守ってくれそうなハードタイプのクレートです。

ただし、中型犬以上は入れて移動するの場合は重量があるので工夫が必要かなと感じます。

Richell(リッチェル) 上部扉付きなので飼い主さんも出し入れしやすい構造

扉が2つついているので、なかなか出てきてくれない時や、そのまま抱っこしたい時に前の扉を開けずに上から抱っこできるので便利ですね。

大きさはSとMの2サイズのみなので、小さなわんちゃん用ですね。

SサイズMサイズ
大きさ参考分類超小型犬~小型犬小型犬~中型犬
適応体重~8kgまで~12kgまで
参考寸法約奥行47.5×幅32.5×高さ29.5cm約奥行55.5×幅40.5×高さ37.5cm
商品重量約1.7kg約2.4kg
商品サイズ比較表

似た商品で上部の扉が無い(1ドア)タイプのものも販売しているので、購入の際はどちらの商品か確認しましょう。

1ドアタイプはちょっと安いので、商品一覧からお値段で選ぶと「上の扉が無い?!どうして?!」となっちゃう可能性もあるので注意です。

上の扉がいらない場合は、お値段重視で1ドアタイプを選んでも良いと思います。

IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ) ハードタイプだけど収納便利な折りたたみクレート

ハードタイプは頑丈そうだけどかさ張って収納に不便。

おうちの中では使用しない場合は移動のときだけ組み立てて使える折りたたみ式は場所も取らずとても便利です。

こちらは現在1種類のみのようなので、小型犬だとちょっと大きい感じなので、中型のわんちゃんに最適サイズです。

奥行や高さが結構あるようなので「体重は大丈夫だけど高さが低くて・・・」とサイズ探しに苦戦している人にもお勧めです。

FC-670
大きさ参考分類小型犬~中型犬
適応体重~20kgまで
参考寸法約奥行68.6×幅40.3×高さ47.8cm
商品重量約6kg
商品サイズ比較表

気になるところは重量がちょっと重いことですが、折りたたみ式なので構造的に仕方ないのかなと思います。

Petio(ペティオ) 2ドアタイプ小型のわんちゃんお出かけ用

作りがしっかりしていて頑丈そうな2ドアタイプのクレート(キャリー)

SサイズMサイズ
大きさ参考分類超小型犬~小型犬小型犬
適応体重~5kgまで~10kgまで
参考寸法約奥行51×幅33×高さ30cm約奥行51×幅33×高さ33cm
商品重量約1.7kg約2.15kg
商品サイズ比較表

サイズ展開も2タイプなので小型犬向けです。

高さが低いめ(Mサイズ)なので、ハウスよりも移動用に向いているのかなと個人的には思いました。

プチリュバン サイズ展開が豊富で色々なオプションタイプが選択できるのが魅力

超大型サイズまでサイズ展開があるハードタイプのクレート。

キャスターやハンドル付きのタイプや、中に取り外し可能なすのこが付いたタイプなど、選択肢が多いシリーズ。

選択できる種類が多いので、購入の際には欲しいタイプで間違いないかしっかり確認して下さいね。

IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ) 頑丈なハードタイプのクレート

ちょっと重量はありますが、その分全体的にしっかりした作りで、室内でお部屋として使用する場合にも向いています。

サイズ展開が超小型犬~大型犬(35kg)まで対応しているので選択肢が広いです。

我が家で使用しているので、レビュー記事を書きました。

軽くて扱いやすいソフトクレート

頑丈さはハードタイプには劣りますが、素材が柔らかく通気性が良いソフトクレート。扉も3ドアタイプなど使い勝手が良いものが多いです。

Tetra 金属フレームが入っているため安定感高めのソフトクレート

骨組みとして金属のフレームが入っているため、形が崩れにくく安定感があるようです。

もちろん折りたたみも可能で、組み立ても簡単。メッシュ素材で通気性が良く軽量なクレート。

5サイズのサイズ展開で大型犬用もあります。

SサイズMサイズLサイズXLサイズXXLサイズ
大きさ参考分類小型犬小型犬~中型犬中型犬大型犬大型犬
適応体重~6.8kg~13.6kg~18.1kg~31.8kg~41kg
参考寸法約奥行53.0×幅38.0×高さ38.0cm約奥行66.0×幅46.0×高さ53.0cm約奥行76×幅53×高さ58cm約奥行90×幅61×高さ68cm約奥行10.7×幅72×高さ79cm
商品重量約2.6kg約3.3kg約3.8kg約4.8kg5.3kg
商品サイズ比較表

IRIS OHYAMA(アイリスオーヤマ)折りたためるソフトクレート

室内での利用ではもちろん、折りたためるので車などに畳んで積んでおくこともできるソフトクレート。

扉が複数あるので、上から抱っこして出してあげることもできます。扉はまくって開けておくこともできるので、前、横好きな場所を入り口として使えます。

給水ボトルの取付が可能な設置穴もあるので、お出かけにも最適。

収納のしやすさや軽量さなど扱いやすいところがメリットです。

サイズ展開は3サイズです。

SサイズMサイズLサイズ
大きさ参考分類小型犬小型犬~中型犬中型犬
適応体重(記載なし)(記載なし)(記載なし)
参考寸法奥行32.5×幅53.5×高さ42.5cm奥行45.5×幅67×高さ56cm奥行51.5×幅80×高さ66cm
商品重量約0.9kg約1.45kg約1.95kg
商品サイズ比較表
  • 他の商品と奥行と幅が逆(他の商品は長い方が奥行)なので、確認の際には注意してください。
  • ペットを入れた状態での移動ができない商品の為か、メーカーページに対応可能体重の表記が無い。

クレートと合わせて用意したいアイテムは?

クレートを使用する際にあると便利だなと思ったアイテムをご紹介。

季節ごとに使えるタオル類(冬用・夏用)やクレート用のクッション

オールシーズン使えるタイプでもいいですし、夏用として冷感素材のものや、冬用として保温性の高い暖かいものを入れてあげてもいいと思います。

シーズンで分けず、寝心地重視のクッションタイプなどもいいと思います。

サイズが問題なければ犬用である必要はありませんが、生地に爪が引っかりにくいもの選ぶと安心だと思います。

クレート内がちょっと広すぎる時の調整にも

クレートサイズがピッタリのが無くて中が大き目な場合は、少し厚みのあるクッションタイプだと調整出来ていいと思います。

お昼寝時間も光をシャットアウトしてより快適に!

クレートで寝る場合の光除けとして、クレートの上にかぶせられる大き目のバスタオルや、専用のカバーもあるといいと思います。

特に昼間は光が入るので、カバーで暗くしてあげればより気持ちよくぐっすり眠れると思いますよ♪

できれば通気性が良いものだと中にいるわんちゃんに快適だと思います。

クレート移動が多い子はクレートに設置できる給水ボトル

クレートでお出かけする場合などに便利なのが、クレートに付けやすい形の給水ボトルです。

通常の給水ボトルより平べったい形になっていて、高さもないので邪魔になりにくいというメリットがあります。

まとめ

犬用のクレートはお出かけの時はもちろん、おうちの中や車の中でもわんちゃんがほっとできる場所にもなります。

人間からすると「どうしてわざわざ狭くて暗いところに?」とも思いますが、犬のご先祖は穴倉暮らしをしていた名残なのか、暗くて狭いところが安心するようです。

なかなか慣れてくれない場合もありますが、居心地の良いクレートを用意して、わんちゃんが安心して過ごせる場所を作ってあげてください。

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