寒い季節の犬の暖房対策!電気不要のあったか対策もおすすめ

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犬に防寒対策は必要なの?

犬は寒さに強い?

一般的に犬は寒さに強いイメージがあります。イメージの理由は見た目のふかふかした毛と、ご先祖様のオオカミも寒い地域にいたので、寒さに強い体だったのかなと。

うちの子(柴犬)も夏場は涼しいところで「ベターっ」とヘタっていますが、冬は寒くても喜んで雪の中を駆け回るので、寒さに強いタイプみたいです。

飼い主は寒さに強くないので防寒対策大変ですが・・・雪の中を走るのが凄く嬉しそうでとてもかわいいです。ぴょんぴょん埋まりながら走ってます(笑)

寒さに弱い犬種もいる

ですが全ての犬が寒さに強いわけでは無いようで、特に暑い地域が出身のわんちゃんや、体の小さな犬種(チワワ、トイプードル、マルチーズ等)は寒さに弱い傾向があるようです。

全てのわんちゃんに当てはまるわけでは無いですが、一般的に言われている情報としてまとめてみました。

比較的寒さに弱いのは?

  • 暑い地域出身の犬種
  • 小型の犬種(体が小さな子)
  • 仔犬や、高齢で体力が少ないわんちゃん

暑い地域のわんちゃんの特徴として、体毛が薄かったり、細身の体形だったりするので、寒さ向きではないのかなと思います。

「体が小さな子は寒さに弱い?」という疑問に関しては具体的な理由を探していたら「ベルクマンの法則」というのを見つけました。

ベルクマンの法則(ベルクマンのほうそく)とはドイツの生物学者クリスティアン・ベルクマン(Christian Bergmann)が1847年に発表したものであり[2][3]、「恒温動物においては、同じ種でも寒冷な地域に生息するものほど体重が大きく、近縁な種間では大型の種ほど寒冷な地域に生息する」というものである[4]。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋引用

難しい理論はわかりませんが、解釈としては「体が大きな方が寒さに対応しやすい」ということなのかなと解釈しました。なので、この考え方からいくと体が小さい方が「寒さに対応しにくい」という結論になりそう。

犬種を問わず、体が小さなわんちゃんは寒さに弱い可能性があるようです。

また、犬種や大きさにかかわらず、仔犬や、高齢のわんちゃんも若くて体力のある成犬に比べると体力が無く、寒さや暑さ等極端な温度変化には弱いと思います。

室内向け暖房対策

室内向けの暖房対策を効果範囲等で分けて考えてみました。

室温を上げる

一番単純な方法ですが、わんちゃん周りということではなく部屋全体の温度を上げます。

  • エアコンやヒーターを使用する

エアコンやヒーターで部屋全体をあっためる

基本的にまずは部屋全体をあっためられれば人間もわんちゃんもあったかくて一石二鳥です。

問題になるのは、わんちゃんがいるお部屋と、飼い主さんがいるお部屋が一緒なら簡単なのですが、別の場合は結構電気代も掛かります。

更に気になる点は、エアコンは大丈夫ですがファンヒーターなんかだと人がいない部屋でつけっぱなしはちょっと心配です。

可能であれば飼い主さんと同じ空間にいてもらえるように工夫すると、わんちゃんもあったかいお部屋にいられて、更に電気代も節約できるのでいいと思います。

フロア全体の断熱効果を上げる

室温を上げることを考えると暖房器具に行きがちですが、あったかい温度を少しでも逃がさない、もしくは冷気を遮断する方法も効果的だと考えます。

何より初期費用は掛かりますが、ランニングコストがかからないものが多いのでおすすめです。

  • 断熱材や、隙間シールなどを使って部屋の保温効果を高める
  • 壁紙を断熱効果のある物に張り替える
  • カーペットで床下からの冷気を抑える

隙間風対策や断熱対策は結構効果あると思う

お部屋の暖房対策としては隙間風対策も有効です。

これは実践しましたが、全然しないよりはちょっとでもマシになった(あくまで私個人の感想です)ので、可能であれば隙間テープや、窓に断熱シートを貼ったりしてみると少しは光熱費にも良い影響があるかも!?

しーずー

賃貸とかで原状回復の必要がある場合は、シール物は結構剥がし残しの心配もあるのでやる時は要確認!自己責任です!

だっくす

施工するわけじゃないお手軽対策なので、あくまでちょっとマシ程度。過剰な期待はしないこと!その方がきっと幸せ感じられる!

壁紙にも断熱効果が期待できるものもあるよ

厚手の壁紙を貼ることで断熱効果が期待できるらしいです。

いろんなタイプがありますが、部屋中全部に貼るのは結構大変なので、パネルタイプとかだと貼りやすそう。

ただ実施する範囲にもよりますが、結構作業時間がかかったり、お値段も初期費用は高めです。

こちらも原状回復が必要な場合は剥がす時にダメになる可能性もあるので注意!「剥がせるタイプ」となっていてもうのみにせず口コミとかも確認して慎重に検討してね!

カーペットで床下からの冷気を抑える

壁紙は壁での断熱対策でしたが、こちらは床下からの冷気対策です。

足元が寒いと結構寒く感じます。

わんちゃんにとっても足元がツルツルより、マットなどを敷いた方が歩きやすくていいので一石二鳥です。

ペットにも安心なマットについてはこちらに記事でまとめています。

暖房グッズであったかくなる

  • ホットカーペットを敷く
  • 湯たんぽを利用する
  • 暖かいペットベッドを設置する
  • 犬用の服を着る
  • 暖かいラグやブランケットを敷く

ホットカーペットを敷く

ホットカーペットは電気等を使ってカーペット自体が暖かくなる暖房器具です。

種類としてはざっくりハードタイプと、ソフトタイプがあります。

ホットカーペットのおすすめはこちらの記事にまとめてあります。

湯たんぽを使うのもおすすめ

湯たんぽを使うのもおすすめです。

初代君は高齢になってから、寒そうな時とかにタオルで巻いた湯たんぽを置いてあげていました。

置いてあげる時は自分で触って熱くなさそうなくらいにタオルで調整してあげていました。暑すぎるとやけどしなくとも、体がほてって返って居心地が悪くなるので、体調の悪いこの場合は特に様子を見て温度調整してあげてください。

しば

温度が高過ぎると、低温やけどの危険もあるので注意してね

凄くぬるめのお湯でやりたい時は、温度が伝わりにくいかもしれないので、ホット用のペットボトルにお湯を入れて、タオルやホルダーに入れておいてあげてもいいと思います。

しーずー

漏れないようにしっかりとふたを閉めましょう!

ほんのりあったかい感じなので、高齢で大人しいわんちゃんにおすすめです。

ただ熱湯を使うので

イタズラしやすい子の場合は、タオルやカバーを取ってしまったり、フタを噛んでしまう危険もあるのでくれぐれも注意してください

以前は金属製やポリエチレン製(プラスチック)が主流な感じでしたが、最近は色々な素材のものが出ているようですね。

取り扱いやすそうなので私はポリエチレン製のを使っていましたが、温度の持ちは金属製の方が良さそうです、好みで良いと思います。

レンジでチンするタイプも使い勝手が良さそうですが、大きさ的に小型犬限定かなと思います。

ちわわ

大きいとレンジにはいらないもんね

体の弱っている子の場合は長時間そのままにしないように注意

湯たんぽはホットカーペットのように温度が一定ではなく、時間経過で冷たくなってしまうので、体が冷えてしまう可能性があるという点を理解して、わんちゃんの体が冷え過ぎてしまわないように注意して使いましょう。

長時間使用するとだんだん冷めてくるのはデメリットですが、一日中使うのでなければ、熱くなり過ぎる心配が無いというメリットでもあります。

ホットカーペットと湯たんぽそれぞれのメリットデメリットを理解して使い分けるといいかなと思います。

暖かいペットベッドやクッションを置いてあげる

普段からペットベッドを利用している場合は特に帰る必要は無いと思いますが、夏仕様のサラッとした手触りのものでしたら、冬仕様の暖かいものに変えてもいいと思います。

暖かいブランケットを一枚敷いてあげたりするだけでもあったくなりそうです。

うちのわんこのお気に入り

我が家ではホームセンターで買った丸い形のペットベッドがお気に入りでよく中で寝ています。

うちの子は柴の中でもちょっと体が大きめなので、はみ出しそうなんですが、丸まってすっぽり収まっています。

同じ商品では無いですが、こちらのタイプと同じように本体部分はふっかふっか系ではなく、余り厚みは無いタイプです。

周りのふちの部分がいい感じにフィットするみたいです。薄い分洗いやすいのもいいところ。

犬用の服を着る

オールシーズンで服を着ているわんちゃんもいますし、必要があれば寒い季節だけ暖房の為に切るのもいいと思います。

生地は爪が引っかかったりしないような着やすいものがいいかなとも思います。

しば

服が嫌いな子もいるので、嫌がる場合は無理して着せないようにしてね

ブランケットなどを一枚敷くだけでもちょっとあったかい

ブランケットはふわふわとした手触りものものが我が家では好評です。下記はもともとは私用のひざ掛けとして買ったのですが、今ではうちの子のものになっています・・・

クレートの中にも敷いてあげると寝ている時もふかふかです。

屋外向け暖房対策

屋外同様、寒さに弱いわんちゃんは外へ行く時にも暖房対策をしてあげるといいかもしれません。

我が家の愛犬は柴犬なので寒さにはすごく強いので、今のところは屋外でも寒さ対策は何もしていません。

しば

子犬や老犬、病気のわんちゃんは、寒い時の普段との違いや変化に気を付けてあげてね

  • 服を着せる
  • (キャリーなどに)ホットカーペットを敷く
  • 犬用の靴を履かせる

服やホットカーペットは室内と同じなので説明は省きます。

犬用の靴を履かせる

犬用にも靴があります。

どうしても寒さが苦手なわんちゃんであれば検討してみるのもいいと思いますが、おかしな歩き方をしてけがをするといけないのできちんと履かせないといけません。

うちの初代君は高齢になってから外に出る時は服と靴を使ってみましたが、服は問題なかったのですが、靴は嫌がったのでやめました。

サイズについても合うものを選ばないといけないので、可能であれば最寄りのペットショップなどに行ってみると、試着可能だったりするので実際にはいてみてから決めると安心です。

私の場合は幸い行きつけのペットショップで試着をしていたので試してから購入できました。店員さんも履かせ方を教えてくれたので助かりました。

かわいらしい靴もいいのですが、まずはわんちゃんが嫌がらず、危なくなく履ける靴を買って慣れてから好みのものを買うのもいいと思います。

オンラインだと試着ができないのがちょっと心配です。可能であれば試着できるお店でまずはお試しください。

靴を履くこと自体がストレスな子もいるので、嫌がらないかどうか確認してから購入すると無駄にならずいいかなと思います。

近くにお店が無いよ!という方はこちらのお店だとサイズ合わせのソックスを送ってくれるようなので試してみるのもいいかなと思います(2025年1月時点)

試着品についての詳細は販売店でご確認ください(送料はお客さん負担)

靴を利用する際の注意点

犬用の靴は長時間使用するのは余りお勧めされていません。

基本的には一時的な使用を目的とした商品です。

高齢で歩くことが困難な場合や、怪我などの理由で常時つけておくしかないという場合は、足裏の状態の変化にはくれぐれも注意してください。

できたら掛かりつけの獣医さんなどにも相談されると安心かと思います。

しーずー

肉球は色の変化が分かりにくいという情報もあったので注意してね!

まとめ

犬の暖房対策についてまとめてみました。

犬だけの対策としてではなく、部屋全体の温度の底上げ(断熱)で光熱費も少しはマシにできるかもしれないので、お手軽なものから試していただけるといいかなと思います。参考になれば嬉しいです。

わんちゃんと少しでも快適な冬をお過ごしください。

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