急に犬が水を飲まなくなった?!原因は何?私が実際にやってみたこと

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犬が突然水を飲まくなった?!原因は?

昨日まで何ともなかったのに、突然犬が水を飲まなくなった場合に考えられることは?

どの原因の場合でもそうですが、ちょっと水を飲まないだけでなく「元気がない」「ぐったりしている」「下痢をしている」「ゼイゼイしている」など普段と違うことがあれば、自己判断せず病院へ確認した方がいいかもしれません。

  • ストレス
  • 夏バテによる体調不良
  • 口腔内の異常
  • 病気
  • 水がぬるい
  • 水が飲みにくい

ストレスによる体調不良

何かしらのストレスを感じていて、元気が無い状態。

ストレスの原因は多種多様なので、まずはストレスになることが無いか、ここ数日でわんちゃんの周辺で急激な変化が無かったか(ごはんが変わった、散歩に行けていない、お部屋の位置が変わったなど)を考えて、ストレスの原因を考えましょう。

原因が分かったら、ストレスによる負担をできるだけ軽減してあげれるように対策しましょう。

夏バテによる体調不良

犬は人間よりも暑さに弱いようです。

最近は暑い日が増えて、人間はちょっと暑さに慣れてきたところもありますが犬は違います。私は〇十年生きてるのである程度適応できていますが、まだ数年しか生きていないわんちゃんは慣れるも何もないですよね・・・

人間の感覚ではなく、わんちゃんの適正温度や、湿度を確認して、ぐったりしていないかどうかまめに確認してあげるようにしましょう。

口の中に怪我をしている、虫歯や歯周病で痛い

何かしらの原因で口の中を怪我してしまっていたり、わんちゃんも虫歯や歯周病など、口の中のトラブルが原因で水を飲むのが痛くて嫌な場合もあるようです。

歯茎や歯の状態を確認して異常があった場合は早めに病院へ連れて行ってあげてください。

何かしらの病気で体調が悪い

水を飲まないだけでなく、食欲もなく、元気もなく、ぐったりしている場合や、嘔吐、下痢など他の症状もある場合は何か別の原因(病気)の場合があるかもしれません。

病気かどうかの判断は一般の人にはできないので、見守っていていいのかどうか判断がつかない場合は一人で悩まずに病院や専門家(ペット保険等の相談サービスなど)へ相談してみましょう。

水がぬるい

夏場などは室温が高いと、お皿に入れた水がぬるくなってしまっている可能性もあります。ぬるいと飲みたくない子もいると思うので、もし飲まない時にぬるい時は冷たいお水に変えてあげてみるといいかもしれません。

氷を入れて冷やす場合は、余りお腹を冷やし過ぎるのも良くないのでわんちゃんの様子に注意してあげてください。

冷たいお水はおいしいけど、人間もアイスやかき氷を食べ過ぎたらお腹を壊してしまうもんね

水飲み場(お皿の位置)が合わない

お皿のおいてある場所や、高さが合わないとうまく水が飲めなくて、飲めていない可能性もあります。

わんちゃんの様子を見てみて、水がうまく飲めていない時は、場所を変えてみたり、高さを変えてみたり、あるいは容器自体を変えてみるのもありだと思います。

犬が一日に必要な水の量

犬の個体差や年齢や体形、食べているフードや飲む季節などなど、色々な条件で変わってくるようなので基準が難しいようです。

基本的には体重あたりで考えるようです。

詳細な計算式もありましたが、目安としてはだいたい体重1Kgあたり40~60mLが基準といわれているようです。

普段から飲んでいる量が少ない時はどうする?

この基準で計算すると我が家の犬は大体13kgなので520~780mL飲む必要があるようです。

散歩から帰った後や、遊んだ後に飲んではいますが、この量にはなっていないと思います。

前の子もそうですが、余り頻繁に水を飲んでいる感じが無いので、人間側で調整してあげるしかないのかなと思います。

水分量が豊富なウェットフードにする

ドライフードはその名の通りドライフードなので、ウェットフードに比べて水分があまりありません。

水分量の差としてはドライフードは10%前後、ウェットフードは80%前後含まれているらしいのでかなりの差があります。

普段水をあまり飲まないわんちゃんであれば、ウェットフードに切り替えてみるのも方法かもしれません。

ドライフードであればごはんに水を入れる

我が家はドライフードなので、水分量は気になっていました。なので、小さい頃からずっとフードと一緒に水を入れてあげています。

小さいころから慣れているせいか、水入りご飯を上げると、先に水を飲み切ってからご飯を食べるので、必ず入れた水を全部飲んでくれます。

夏場などはちょっと水の量を増やしてあげたりと、飼い主側で調整できるので、水入りご飯が嫌いでなければこの方法もよいと思います。

ドッグフードをふやかす場合は熱湯はダメ!

熱湯だとせっかくの栄養素(タンパク質やビタミンなど)がダメになってしまうそうです。

ふやかしたい場合はぬるま湯で、単純に水を飲ませる目的であれば常温か、水でやるのがいいようです。

「ふやかす」目的だとつい熱めのお湯でやってしまいそうですが、大切な栄養素がダメになっちゃうので注意してね。

香りや味のついたお水をあげる

ただのお水だと見向きもしてくれなくても、味のついた水であれば飲んでくれることがあります。

暑い日の散歩後なのに余り水を飲んでくれない日があったので、普段のお水に香りが出そうな煮干し(もちろん犬用)をちぎって入れたら飲んでくれました。

ちゃんと洗っても臭いが残るかもしれないので、味や香りを付ける場合は普段の水入れとは別の容器でやった方がいいかも。

味付き、香り付きのお水を残してしまった場合は悪くなるかもしれないので、置きっぱなしにせずに早めに処分しようね。

普段と違うお水を上げてみる

一般的には水道水を上げているおうちが多いと思います(うちもそうです)

水道水以外にも「水素水(ペット用)」や「ウォーターサーバー」のお水もありますし、これらもペットに上げても大丈夫(注意事項はあります)なので、もし水道水であまり飲まないようだったら、試してみるのもいいかもしれません。

市販の水やウォーターサーバーのおいしい水に変えてみる(注意点も)

市販されている水やウォーターサーバーの水に変えてみる方法もあります。水道水よりおいしく感じて飲んでくれる可能性もあります。

カルキが苦手な子であれば、毎回煮沸するよりはおすすめです。

注意事項2点

  • ミネラルの少ない製品(軟水)を選ぶこと
  • お皿に入れて置いておくスタイルの場合は衛生面に注意

わんちゃんはミネラルの取り過ぎは良くないため、軟水(ミネラルが少ない)の商品を選択するようにしましょう。

日本のお水は大体軟水のようですが、ウォーターサーバーやペットボトルなどで購入する場合は、念のために確認しておくことをお勧めします。

ペット用として販売されているものだと「ミネラルが含まれていない」商品もあるよ。

軟水、硬水については、ミネラルウォータに含まれる「ミネラル(カルシウムやマグネシウム等)の含有量で違うんだなぁ」位の認識でいいんじゃないかなと思います。

詳細については、厚生労働省の公式サイトのPDFデータ「カルシウム・マグネシウム等(硬度)」で確認しました。詳しく確認したい方はそちらをご確認ください。

ちょっと表現が堅苦しいので、普通にウォーターサーバーメーカーのQ&Aとかの方が読みやすいのでお勧めです。

お皿に入れて設置している場合、水道水には塩素が残っているのである程度は衛生的に保てますが、不純物を含まないウォーターサーバーや市販のお水の場合は雑菌が繁殖しやすい状態なので、水道水よりも衛生管理に注意が必要です。

水素水に関して

私が調べてみた範囲では(現時点では)水素水による副作用などの情報は特に見つからなかったのですが、ナトリウムやカリウムが入っているものの場合は量によっては、腎臓への負担が心配されています。

ペット用となっている水素水には「ナトリウム」や「カリウム」が入っていないものがあるので、あげる場合は人間用ではなく「ペット用の水素水(成分表記のあるもの)」がおすすめです。

水素水が犬の健康に良いという正式な研究データ等は現在は無いようです。

ただ口コミやおすすめ情報などで「水道水よりも良く飲むようになった」等の健康面以外のポジティブな書き込みもあったので「水を飲まなくて困っている」ということであれば、個人的には試してみても良いんじゃないかなと思って紹介しました。

水以外のもので水分補給する

余り水を飲まないわんちゃんに、ペットフード以外でも水分補給をしてもらいたい場合はゼリー状の「食べる」タイプの水分補給も検討してみるといいかもしれません。

ペット用ミルクなど水よりも香りや味がして嗜好性が高いものも効果があるかもしれません。

ただし、糖分や塩分、その他各種成分については、それ自体が悪いものではなくとも、とり過ぎたりすると体に良くないこともあります。

与える時は成分の情報や与える分量などよく確認して、わんちゃんにあったものを選択してあげてくださいね。

水の減り具合の変化に注意しよう

普段わんちゃんが水飲みから実際に飲んでいる水の量が分かると、普段と比較しての急激な水の摂取量の変化もわかりやすいと思います。

ごはんでも水分調整していると全体量を把握するのは正直難しいかなと思いますが、夏の暑い日などは特に、水の量が少ないと熱中症などで体調を崩してしまうこともあるので、気にしてあげると良いと思います。

水の量が少ないとおしっこの色が濃くなることも

水の量が少ないとおしっこの色が濃い色になることもあります。ただし、朝一番のおしっこや、激しい運動をしたあとなどは色が濃くなる傾向があるようです。

あまり濃い色が続く場合は、水の量だけでなく別の病気の可能性もあるので、病院に相談してみるといいと思います。

まとめ

水を飲まない場合は、ストレスや病気の場合もありますし、水が飲みたくない原因が別にある可能性もありますので、わんちゃんの様子をしっかり見て、どのような対策をするか飼い主さんがしっかり判断してあげましょう。

それと、水を飲まない時は食事もとらない、ということが多いと思います。

普段フードと一緒に水分補給をしている場合は、食事をしないと水分量にも影響が出てしまうこともあるので、普段から水をあまり飲まない場合は別の方法での水分補給も準備しておくと安心です。

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