犬の快適なトイレスペースを作ろう!

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わんちゃんをお迎えする時や、お部屋の模様替えなどのタイミングで考えたいのがわんちゃんのトイレスペースです。

最近では中型以上の犬の場合でも室内で飼うことが多いと思います。お部屋で生活する場合に必須なのがトイレスペースです。

トイレスペースはわんちゃんにとっても、飼い主さんにとっても快適なものになるように考えたいですね。

目次

犬に快適なトイレスペースとは?

まず犬がトイレスペースに求めることを考えてみます。

  • 気になる臭いがしない
  • おしっこ、もしくはうんちがしやすい広さがある
  • 安心できる場所
  • 清潔である

これらが当てはまるかなと思います。

もちろん個体差もありますし、当てはまらない可能性もあります。ただ犬がなかなかトイレスペースになじまない場合の原因として考えてみるにはいいんじゃないかなと思います。

それぞれのトイレスペースの快適ポイントを考えてみる

気になる臭い、自分以外の臭いがしない

臭いに関しては犬は人よりも臭いに敏感なので注意が必要。

特に人工的な臭い(ペットシーツについてる香りなど)が苦手な子もいるので、そういったものを使っている場合おしっこを嫌がる可能性があります。

ただトレイトレーニングなどでは自分のおしっこの臭いをわざとトイレスペースにつけて覚えさせるという事もあるので、臭いがあることが必ずしも悪いとは言えません。

全く臭い気にしないタイプの子もいるでしょうし、すごく鼻の利く子もいるでしょう。臭いの種類やわんちゃんの性格により変わってくると思います。

ペットシーツの口コミなどでは、多頭飼いの場合他の犬がおしっこした場所にはしない、という子も多いようなので、色々試して自分のわんちゃんにあった環境を見つけてください。

おしっこ、うんちがしやすい広さがある

犬がおしっこをする際にはある程度スペースが必要です。

おしっこをする時に犬は体を前と後ろにぐーっと伸ばしたような格好でおしっこしますよね。なので犬の体よりも広くて、多少動き回っても大丈夫なくらいのスペースがあると気持ちよくしてくれると思います。

また、オスの犬は足を上げておしっこをする可能性があるので、更に縦方向にも対策が必要になります。下にだけペットシーツ敷いても壁に向かっておしっこされると・・・悲しいことに(涙)

犬の体よりも広めのスペースをサークルなどで囲って「ここがトイレスペース」と認識してもらえるように分かりやすくするとよいでしょう。

安心して排泄できる環境

散歩中などに外で犬が排泄している時、近くを人が通ったりすると目をきょろきょろして急いだ感じで用を足すことありませんか?犬は警戒心が強いので、排泄中も周囲を警戒しているようです。

なのでトイレの場所としては人が良く通る玄関などの入り口は避けて、ちょっと隅っこの静かなところが良いと思います。扉が近いと「ばたんっ」と音がするとそれにもびくっとしますしね。

犬が安心してトイレができる場所に作ってあげましょう。

清潔な場所である

愛犬の健康のために清潔な場所であることは大切ですね。

使用済みのペットシーツはなるべく早めに取り替えてあげましょう。変えるタイミングについてですが「基本的にはおしっこしたら取り替える」という感じでいいと思います。

まだ使えると思っても、一回使ったものだと次におしっこをした時に吸収しきれなかったものが足についたり、漏れてしまったりと余り良くないので出来る限りこまめに交換してあげましょう。

ネットで調べた情報では、一度おしっこしたシートにはおしっこをしない犬もいるようです。

じゃあ具体的にどうやって作ったらいいの?必要なものは?

トイレスペース設置手順は?

犬のトイレスペースを作る手順はざっくり4つ。

  • 作る場所を決める
  • トイレの広さを決める
  • トイレスペース範囲をサークルで囲う
  • トレー(ペットシーツ)をセットする

トイレトレーニング済みと仮定して一つづつ手順を説明していきます。

STEP
作る場所を決める

作る場所は犬が安心してトイレできる場所です。

下記の場所はちょっと安心してトイレできなそうですよね?

  • 人が頻繁に行き来する場所(部屋の入口など)
  • 大きな音が頻繁にする場所(テレビや扉の開け閉め音)

お部屋のスペースの関係で決まった場所にしか設置できないという場合もあると思うので、様子見ながらできるだけご自宅のわんちゃんが安心しそうな場所で設置してみてください。

STEP
トイレの広さを決める

トイレの広さを決めるためにはまず下記のサイズを決める必要があります。

  • ペットシーツの大きさ
  • トレーの大きさ

余り小さいとおしっこを失敗してしまいますので、犬の大きさに合わせて準備してあげましょう。

大き過ぎると無駄が多くてコスパに影響します。

トレーの大きさは下記の基準が丁度良いようです。

犬の全長(鼻からしっぽまで)の長さよりちょっと長いくらい

おしっこするまでにトレーの上でくるくると動き回る子もいるので、できたらその分の余裕ももってトイレのスペースを決めましょう。

しば

トレー自体はおしっこをする範囲だけあれば大丈夫だと思う

STEP
トイレスペースをサークルで囲う

ここまで決まったら、トイレスペースをサークルなどで囲って仕切りましょう。

仕切りが無くてもトレーがあればおしっこできますが「トイレの場所を覚えてもらう」には仕切りがある方が犬にも分かりやすくてお勧めです。

しーずー

トイレトレーニングが終わった後も、油断すると忘れて粗相しちゃうこともあるから、できるだけわかりやすいといいと思います

あちこちにペットシーツを敷いておくと「どこでトイレしていいの?」となるので、わんちゃんがわかりにくいです。

決まった場所でしてほしいのであれば、トレイスペースは仕切って、尚且つある程度決まった範囲にしておくほうがいいです。

屋根付きだと狭い場所でしかしなくなる可能性があるようなので、サークルなどの仕切りだけでよさそうです。

ちわわ

屋根については大丈夫な子もいると思いますので、環境次第です

また、足上げおしっこをする子の場合は、サークルにもおしっこがかかっていいような対策をしておきましょう。

足上げをしないこの場合でも、少し腰を落として屈んでするので、下では無くて結構前方に飛びます(男の子の場合)

L字トレーなどもありますが、詳細は次の項目で説明します。

しば

ちゃんとサークルのおしっこ飛び対策しないとサークルが錆びることがあります(1度錆びました)

後日おしっこ対策と、さびにくいサークルに変えてからは私の環境では全然錆びなくなりました!

STEP
トレーをセットする

トイレスペースができたら愛犬に合った大きさのトレーをセット。

トレーが無くてももちろんトイレはできますが、使い捨てタイプの薄いペットシーツを利用する場合は軽くて薄っぺらいので、ちょっとしたことでひっくり返ったり、ずれたりする可能性があります。

トレーで固定しておくと安心です。

だっくす

せっかくおしっこしたくても、ペットシーツがめくれているとちゃんとできないよ!

ひっかき癖がある子や、噛みぐせのある子にはふた付きタイプのトレーもあります。

ふた付きのトレーの気になる点

ふた付きのトレーの気になる点は、おしっこをはじいてしまったり、フタに残ったおしっこが足についたりすることがあるのでちょっと注意した方がいいです。

ペットシーツの取り換えと同じく、なるべくマメに洗ってあげる必要があります。

足上げおしっこの子にはL字型のトレーもあります。

L字タイプのトレーの場合には吸収しきれないおしっこは下に流れてべちょべちょになってしまう可能性があるので、なるべく吸収力の高いペットシーツがおすすめです。

ちなみに我が家では、はじめは使っていたのですが今はトレーは使っていません。
その代わり、一枚ではなくて複数枚を決めた範囲に敷いています。

飼い主さんが使いやすいちょっとしたポイントを考える

トイレスペースのサークルには屋根をしない方がいい?

これはトイレスペース作成の時にも屋根はない方がいいと書きましたが、飼い主さんにとっても屋根があるとトレーやペットシーツの交換がやりにくくなります。

また屋根があることでおしっこしたのかどうかを上からぱっと確認しにくくなるという問題もあります。

ですのでトイレとわんちゃんの普段のお部屋が別(もしくはお部屋の中にトイレスペースがある場合)は、トイレスペースに使うケージには可能であれば屋根はない方がいいかなと思います。

お部屋=トイレスペースとして使用する場合は脱走防止などで屋根が必要な場合もあります。
使用する環境によって判断してください。

フタ付きペットシーツトレーを使うか洗えるペットシーツを使うか?

ペットシーツを問題なく使ってくれるならいいのですが、ひっかいてボロボロにしてしまうやんちゃなわんちゃんもいます。ボロボロになったペットシーツは片づけも大変ですし、何より誤って犬が食べてしまうのが心配です。

そんな時の対策として考えるのがこの二つ。

  • フタ付きのペットシーツトレーを使う
  • 洗えるペットシーツを使う

ペットシーツトレーのメリットとデメリット

  • 毎回のお手入れが楽
  • 初期費用はお手頃(トレー本体一個買えばいいので)
  • 紙ペットシーツを利用するのでランニングコストがかかる
  • 紙ペットシーツを使用するのでゴミが出る

ふた付きのペットシーツカバーは、フタがペットシーツを守ってくれるので、ひっかき対策としては良いと思います。

設置はトレーにペットシーツをセットして、汚れたらごみに捨てればいいのでおしっこ後のペットシーツの取り外しも楽です。

お手入れはさっと水で流せばおしっこは流れてくれるので簡単です。

カバーにおしっこが付着したままだと衛生的に良くないですし、乾くと汚れも臭いも落ちにくくなると思うので、基本的にはおしっこの都度洗ってあげるのがベストかも(拭くだけでもある程度は取れます)

デメリットとしては、使い捨てのペットシーツを使用するのでランニングコストがかかり、ゴミも出ます。
メッシュの網目でおしっこをはじいてしまい周囲が汚れてしまったり、カバー部分におしっこが残ってしまうことがあります。

洗えるペットシーツのメリットとデメリット

  • 毎回シーツの選択が必要
  • 初期費用はちょっと高い
  • 紙ペットシーツを利用するのでランニングコストがかかる
  • 紙ペットシーツを使用するのでゴミが出る

洗えるペットシーツはもともと噛み癖がある子用に耐久力がある物が多いので、ボロボロにされる可能性は低いかなと思います(製品や個体差はあります)

本体価格が使い捨てペットシーツよりも高いので、枚数がある程度揃うまで(洗い替え用など)はちょっとお金がかかります。

揃ってしまえばそのあとは製品が壊れない(性能が落ちない)限りは追加の出費が無いのでランニングコストは安く済みます。

洗えるペットシーツは耐久力があるので噛み癖にも耐えられる。
頻繁に消耗しないものなのでランニングコストは余りかからない。
吸収力は高いものが多いのでトレーカバーよりはおしっこが犬の足につく心配も少ないと思います。

ただしおしっこをした後は毎回シートを洗う必要があります。

布製なので洗濯機が使えることが多いので、自分たち用と分けて使いたい場合は別途小型の洗濯機などを用意して使用しているかたもいるようです。

手洗いは結構大変です(経験談)

製品によりますが、乾かすのにも時間がかかる場合があるので、洗い替え用は複数枚欲しいです。

名前の通り使用したら毎回洗う必要があります。
価格面では単価が高いので初期費用はちょっと高めになってしまう。

結論としてはそれぞれ一長一短。好みで選ぶ!

洗えるペットシーツの方は洗って乾かす手間はあるものの、トレーカバーも結局毎回洗わなければならないので、どちらが優れているというよりは、どちらが自分にとって負担が少ないかで考えてみましょう。

あとはわんちゃんにも「トレーを嫌がる」「布製のペットシーツではおしっこをしない」など相性があるので、実際使ってみて判断するしかないところもあるかなと思います。

ペットトイレに使用するおすすめのトレーやサークルをご紹介

いくつか人気のペットトレーやサークルをピックアップしてご紹介します。

サイズは目安として販売サイトより抜粋。購入前に販売サイトで再度確認を。

ペットシーツ用トレー

スタンダードなカバー付タイプ。価格がお手頃で取り外ししやすいのが魅力。レギュラーサイズのペットシーツに適合してます。

こちらもスタンダードな形のカバー付タイプ。下で紹介しているのは大型犬用の大きめサイズです。

足を上げておしっこをするわんちゃんにはこちらがおすすめ。下で紹介しているものは8kgまで対応。

ペット用サークル

お手入れがしやすいペットトイレ用のサークル。カラーもかわいい。小型犬用サイズ(約90×高さ60x奥行き62cm )

レトリバーなど大型の犬ならこちらのサイズ。

ナチュラルな木製風のサークル。小型犬~中型犬サイズ

まとめ

トイレスペースは犬にとって快適にトイレができる場所、飼い主にとっては毎日のお手入れが楽にできることを考えて作るといいと思います。

愛犬が気に入ってくれなければ元も子もないので、トイレにストレスを感じない気持ちのいい場所を作ってください。

トイレの失敗などで飼い主さんがイライラしたり怒ったりすると、犬に気持ちが伝わってトイレをしなくなってしまうこともあります。

ですので、犬の為にも飼い主さんの負担が少ない手入れしやすい環境づくりは大切だと思います。

犬の性格や飼い主さんの事情によっても変わってくるので、色々試してみてくださいね。

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