犬のトイレトレーとは?
犬のトイレトレーとは、トイレスペースにペットシーツを敷く際に、めくれてしまったり、ズレてしまったりするのを防止するために設置するトレーです。
単にズレ防止だけではなく、わんちゃんによってはペットシーツを噛んでしまう子もいるので、それを防止する蓋つきのトレーもあります。
種類はどんなものがあるの?
トイレトレーはペットシーツを挟む(抑える)という用途上、余り見た目的な違いはないように思えますが、使うわんちゃんに合わせていくつか種類訳ができます。
タイプ名 | 簡単な特徴説明 |
---|---|
スタンダードタイプ | 一般的なタイプ |
壁付きタイプ | コの字型に壁があるタイプ。うまく中におしっこができない子向け |
L字型のタイプ | 一辺が壁のように高くなっているタイプ。主に男の子向け(足を上げておしっこする) |
フラットなタイプ | 全体的に薄型で、足が弱い老犬や、超小型のわんちゃんに向いている |
どれを買ったらいいかわからない場合は一般的なタイプで大丈夫かなと思います。
男の子で、普段から足を上げておしっこをする子であればL字型、足が弱い子であればフラットタイプがおすすめですが、わんちゃんの好みや、癖によって変わってくるので、普段のおしっこ状況を確認して判断するといいと思います。
僕は男の子だけど足は上げないでおしっこするよ
でも前方に勢いよくするので、前の方に高めにペットシーツを設置しています(今はトレーは使っていません)
サイズはレギュラーかワイドサイズが多い
トイレトレーのサイズは敷くペットシーツのサイズと同じ「レギュラーサイズ」と「ワイドサイズ」が多いです。
ただ大型の犬や、胴長の犬向けに「スーパーワイド」もしくは「ダブルワイド」という名前のサイズ展開をしている商品もあります。
トイレトレーは必要なの?
トイレスペースがある場合、ペットシーツはただ敷くだけでも十分使えます。
無くても使えないわけではありません。実際我が家は今は使っていません(以前は使っていました)
個人的には「トイレに慣れるまではあった方がいい」と思っています。
慣れた後については「犬が使い易そうであれば」使い続けてもいいけど「無くてもメンテナンス等にも違いが無いのであれば無い方が楽」というのが私の個人的な感想です。
トイレに慣れるまではあった方がいい理由
トイレに慣れるまでは、あった方がいいんじゃないかなと思うポイントはこちらです。
- トイレの場所を覚える意味でもトイレトレーがあった方が分かりやすい
- ペットシーツをバリバリするのを防止できる(トレーによる)
- ペットシーツがズレるのを防止できる
- おしっこ漏れの防止になる
1.場所を覚えやすくする
どの場所でおしっこしたらいいのか、ペットシーツだけだとちょっとしたことでズレたりして、場所が覚えにくいことがあります。
トイレトレーを設置すれば、決まった場所にきちんと置けるので場所を覚えるのにいいかなと思います。
2.ペットシーツバリバリ時期はメッシュ(網目上のフタ)がついたものだと防止できる
トレーニング時期はまだ幼くて、イタズラ好きな子も多いと思います。
トイレトレーニングが完了する前は特に、ペットシーツをバリバリ破いてしまう子もいます(うちの子も破いてました・・・)壊した後にペットシーツを食べてしまうと良くないので、とても困りますよね。
トイレトレーにはペットシーツの上に網目状のメッシュを取付けられるものがあります。
網目状なので、よっぽど頑張らないと挟まれているペットシーツを取り出してバリバリするのは難しく、悪戯防止になってくれます。
3.ペットシーツがズレたりめくれたりするのを防止
ペットシーツは薄く、重量も無いので簡単にズレたりめくれたりします。
イタズラ好きなわんちゃんであれば、ペットシーツで遊んでしまう子もいるかもしません(うちの子もやってました・・・)
トイレトレーに挟み込んでしまえば、トレーの方にある程度の重さや、ズレ防止処理があるので安心ですね。
メッシュ(フタ)が無いものの場合は、引っ張り出してしまう可能性はあります。イタズラ防止にはメッシュ付きがいいかも。
4.おしっこが多い場合や端っこでした場合のおしっこ漏れ対策にも◎
おしっこが多い場合や端っこでしてしまうと、ペットシーツが水分を吸収しきれず、外に漏れてしまう場合があります。
こうなるとわんちゃんの足におしっこがついてしまったり、スペースが汚れてしまったりと、お掃除も大変です。
トイレトレーがあれば、多少の漏れはトレー内に溜まることになるので外漏れしないで済みます。お掃除もトレーだけをすればいいので楽ですね。
トイレトレーが苦手な子もいる
これはトイレトレーの問題というより、わんちゃんの好みの問題だと思いますが、トイレトレーが苦手なわんちゃんもいるようです。
トイレトレーが苦手な原因によっては、たまたま買ったトイレトレーがダメでも、改善できる可能性もあるかもしれません。
- サイズがあっていない(落ち着いておしっこできる広さが無い)
- 気になる臭いがする
- 足元がグラつく(滑る)
- トイレトレーが高くて入りにくい
これ以外にも原因となっていることが、もしかしたらあるかもしれません。
ただ私はトイレトレーは必須のものではなく(トレーニングが終わってからは我が家では使用していないので)どうしても苦手であれば無理に使わなくてもいいんじゃないかなと思います。
特にトイレトレーを設置したせいで別の場所でおしっこしたり、おしっこをしなくなったりと、問題行動がある場合は、よく様子を見て検討するといいと思います。
トイレトレーを購入する際のポイント
具体的にトイレトレーを購入する際には何を基準にしたらいいのか?どんなトレーが自分にあっているのか、確認するポイントをまとめてみました。
- サイズや向きを決める
- わんちゃんのトイレスタイルを考える
- 掃除のしやすさ
- メッシュ(フタ)が必要かどうかも検討する
1.設置する場所を確認してサイズを決める
トイレトレーを置く場所(ケージやサークルの中の場合は縦横サイズを確認する必要がある)によって設置できるサイズが決まってくるので、購入前に確認が必要です。
注意点としては、ケージ内に設置する場合は必ずケージの「内寸」を確認すること。両方を一緒に購入したいと思っていると、うっかり「外寸」で計算してしまうこともあるので、一応明記しておきます。
注意!単純に置くスペースがあればいいというわけでは無い
わんちゃんが普段どんな体制でトイレをしているかも、チェック、もしくはこれからであれば予想して、余裕を持ったスペースの確保が必要です。
我が家の場合、おしりを少し下げて四つん這いの姿勢でおしっこをしているので、少し後方にもスペースが必要になります(この辺りはケージの空間との調整)
縦に配置するか、横に配置するか等もよく検討してからの購入をお勧めします。
2.わんちゃんがどんな感じでトイレしているのか?をチェックする
わんちゃんによってはペットシーツの真ん中にピンポイントでおしっこしてくれる子もいると思います。
でも、端っこでやってしまう子や、男の子の場合は足を上げておしっこする子もいます。年齢や体調によっては足を上げるのが大変な子もいます。
現物がないと想像の範囲にはなってしまいますが、ある程度おうちのわんちゃんが使った場合を考えて、種類や大きさを検討するといいと思います。
3.トイレトレーは汚れやすいので掃除はしやすいものがおすすめ
上手におしっこをしてくれる子でも、多少はおしっこの飛び跳ね等はあるのでトイレトレーが汚れていきます。
トイレの後はペットシーツの交換の際にトレーの周囲や本体をウェットティッシュ等できれいに拭いてあげるようにするといいと思います。
それ以外でも定期的に本体は洗ってあげることをお勧めします。丸洗いできて軽いタイプを選ぶと、メンテナンスが楽です。
4.ペットシーツを破く、遊ぶ等のイタズラ防止にはメッシュタイプも検討
慣れるまでは結構わんちゃんあるあるだと思うのですが、ペットシーツを破いたり、遊んだりしてしまう子の場合はメッシュタイプのフタ付きを選ぶと、対策になります。
尚且つ取り外して使えるタイプであれば、イタズラしなくなったらフタをしないで使い続けられるのでおすすめです。
メッシュ(フタ付き)タイプはデメリットもある
- フタがおしっこをはじいてしまう
- 毎回掃除が大変
ペットシーツを犬がいたずらできない代わりに、ペットシーツの上に網目状とは言えフタがある状態なので、どうしてもおしっこをはじきやすいです。
量が多い子だと結構な量をはじいてしまうので、フタが不向きな場合もあります。
もう一つのデメリットは、毎回フタが汚れる為、メンテナンスが大変ということです。
毎回確実にフタが汚れる上、拭いただけだと網目状なので隙間に汚れが残る可能性があるので、できたら水洗いをした方がいいと思います。
毎回ゴシゴシやる必要はないと思いますが、水で洗い流す作業が毎回発生するので、頻度が多いとちょっと大変です。
トレーニング中は仕方ないのですが、ずっとフタを使い続けるのはちょっと飼い主さんの負担が大きいかなと個人的には思います。
犬のトイレトレーのおすすめ商品7つをご紹介
タイプ別におすすめトイレトレーをご紹介します。
アイリスオーヤマさんはトイレトレーの取扱商品が多いみたいです。
スタンダードタイプ
一番スタンダードなタイプです。
メッシュのフタがあるものや、ワイドサイズ等種類が豊富。
アイリスオーヤマ 取り外し可能なメッシュカバー付き!おしっこ漏れ防止構造のトレー
おしっこが漏れにくい構造になっているので、おしっこの漏れが心配な方にお勧めです。
メッシュカバーは簡単に取外しが可能なので、メンテナンスも簡単そうです。
カラーは説明には5色載っているのですが、お店の紹介では3色だったので、今は3色なのかもしれません。
サイズはレギュラーサイズとワイドサイズがあります。
ワイドタイプは下記になります。
アイリスオーヤマ おしゃれなデザインと磁石で固定できる機能性抜群のトイレトレー
すっきりしたデザインで、ちょっとおしゃれなトイレトレー。
磁石で固定するタイプなので、取り付けが簡単。
素材的に艶感のある見た目も良いですし、拭きやすいという口コミも多かったです。
- イタズラをするわんちゃんの場合は、壊して磁石等の部品を飲み込まないように注意が必要
- 体重のある子だとべこっと凹む感じがある
- 思ったよりもサイズが小さかった
レビューで気になった点については、個人の方の感想にはなりますが、慣れるまではしっかりと様子を見てあげた方がいいのかなと思いました。
サイズについては内寸(縁の部分を差し引いて)で確認してみてください。
内寸については楽天のアイリスオーヤマさんの公式サイトの画像に記載がありました。
クリアレット・プレミアム 透明なのでどんなお部屋でも圧迫感なくおしゃれなトイレトレー
フチの部分が透明なので、どんなお部屋においても邪魔にならないデザインです。
程よく高さがあるので、端からのおしっこ漏れに悩んでいる人にも良さそう。入り口の部分だけ低くなっているので、足の短い子でも楽に入れます。
別売りのメッシュカバーや、飛散ガード等も同じくクリア素材(柄付きもあり)なので、インテリアの邪魔にならず便利に使えます。
高さ(壁)ありタイプ
トイレトレーの周りに囲いがあるので、周囲への汚れ防止になります。
リッチェル パカッと外れてペットシーツが取り替えやすい壁付トイレトレー
高さのある壁付きで、おしっこの飛び散り防止になります。
周囲を囲まれているので、トレーニングで端っこでおしっこをしてしまう子にも、位置を間違いずらいので良さそうです。
壁部分があるので、ペットシーツが取り外しにくいのかと思ったのですが、なんと壁部分とメッシュごと「パカッ」と開くので取り外し、取り付けも楽々です。
トレーニング終了後は、メッシュ部分も「パカッ」と取り外せるのも良いですね。
PEPPY プラダンなので柔らかくて軽く洗いやすい!大型のわんちゃんや室内トイレトレーニングに
サイズは90cm角と60cm角の2たいぷありました。
大きめなので、大型のわんちゃんの介護での利用や、高さがあるので足を上げておしっこをする子にも使えそうです。
広さがあるので、外でしかトイレしないわんちゃんの、室内トイレトレーニングにも良いようです。
外でも、室内でもトイレができると、色々と安心だよ
僕は散歩中もおうちでもどちらでもするよ♪
L字型タイプ
足を上げておしっこをする子向けのトイレトレーです。
アイリスオーヤマ ワイドタイプのトレーとしても、折ってL字型としても使えるトイレトレー
ワイドタイプサイズですが、真ん中の部分が折れるので、折り曲げて壁などに立てて使えます。足上げおしっこのわんちゃんにおすすめなタイプです。
立てかけ状態でもペットシーツが落ちてこないので安心です。
サイズ展開は、レギュラー、ワイド、ダブルワイドがあります。
フラットタイプ(高さ低め)
フラット(薄型)タイプは、高齢のわんちゃんや、足が短いわんちゃんなどにおすすめです。
ボンビアルコン 六角メッシュでお掃除しやすい!大きめサイズも選択できる薄型トイレトレー
すっきりとしたカラーでデザインもオシャレな、薄型タイプのトイレトレーです。
紹介しているものは大型犬でも使える特大サイズです。他にもサイズ違いでSサイズやMサイズがあります。
薄型で、メッシュ部分は六角形になっていて汚れが取れやすいように工夫されています。
別売りのガードを使えば、周囲への飛び散り防止になります。
HARIO 高さが無いので歩きやすいトイレマットタイプ ペットシーツの取り付けも簡単
フラットタイプのトイレマットです。薄いのでマットと書いていますが、ちゃんとペットシーツが取り付けられます。
四つ角のギザギザストッパーで簡単にペットシーツの取付もでき、使い勝手も良さそうです。
更にシリコン製で柔らかいので、小さく収納できるので持ち歩くこともできちゃう!持ち運びが楽なので、メンテナンスもしやすそうです。
更に更に、ワイドタイプは折り曲げができるので、壁があるところであればL字タイプとして使用することもできます(自立はしないと思うので支えとなる壁は必要)
トレーニングで使用したい場合は別売りのメッシュカバーも販売していました。
おしっこの飛び跳ね防止だけならトイレトレー無しでも対応できる?
トイレトレーを使うとメリットもありますが、トレー自体も定期的に洗う必要がありますし、場所も取るので、無くても大丈夫そうであれば使わない方法も考えてみるのもありだと思います。
ただおしっこ漏れが多い場合や、トイレスペースが特にない場合はあった方がいいかもしれません。
ペットシーツを破くのを防止する為だけであれば、他の方法も検討してみるといいかも?
トイレスペース用のケージを使用している場合はペットシーツだけでも大丈夫なことも
我が家の場合は、今はペットシーツをかじったり、イタズラしたりはしなくなったので、トイレスペース(メインが一枚、飛び跳ね防止に周囲に数枚)に直接ペットシーツを数枚置いています。
前方に飛ぶ可能性があるので、いつもメイン以外に、飛び跳ね防止用に(高さも欲しいのでケージの壁側に少し立てて)設置しています。
基本的にはメインのシートにちゃんとしてくれるので、一枚交換で、周りに置いたものは汚れた時に回収しています。一応定期的に飛び跳ね防止用シートは交換しています(汚れて無さそうでもちょっとはついている可能性がある)
毎回何枚も替えるようなことは少ないので、我が家では今はこの方法でやっています(置き方や、その時の状況によっては数枚汚してしまうこともあります)
まとめ
ペットトレーは無くてもペットシーツの設置自体はできますが、トイレトレーニング中や、なかなかトイレに慣れないわんちゃんなどには良いアイテムだと思います。
設置場所のサイズ等の確認はもちろんですが、トレーニングの内容や、わんちゃんのトイレスタイル等をよく考えて、おうちのわんちゃんにあったトイレトレーを見つけてください。