犬の迷子札って何?何を基準に選んだらいい?
わんちゃんが脱走や、不測の事態で迷子になってしまった場合に、役に立つのが迷子札です。
迷子札には「愛犬の名前」「連絡先」「鑑札番号」等、保護されたわんちゃんの身元がすぐにわかるような情報を書いてある名札になります。
首輪に最初からついているものや、あとから取り付けるタイプのものがあります。
人の言葉で自分の名前や連絡先が言えないわんちゃんの為の、身分証明書のようなものなのでいざと言う時に取れてしまったりしないようなものが好ましいと思います。
そのためにも確認したいポイントとしては
- 使用されている素材
- 取り付け方法
- 犬が嫌がらないか
- 文字の入れ方
1.素材による違い
それぞれ特徴を理解した上で購入すると失敗が少ないと思います。
- 革製
- アルミ製
- ステンレス製
- シリコン製
- アクリル製
ただアレルギー体質(革アレルギー、金属アレルギーなど)なわんちゃんについては、アレルギー反応のない素材を選択しましょう。
革製
軽くて首輪に付けても気になりにくいので、小型犬におすすめ。
オシャレで高級感がある。
ただし革の性質上、水に濡れたら拭くだけでなく、きちんと乾かして使用しないと劣化を早める可能性があるので、ちょっとメンテナンスは面倒に感じてしまう。
アルミ製
アルミは金属なので硬さがあり、ある程度錆びにも強いので耐久力もあります。
水に濡れた場合でもさっと拭けばいいだけなので、メンテナンスが楽なのも金属製のメリット。
ステンレス製のものに比べて軽いので、重さを気にするわんちゃんにはアルミ製がおすすめです。
ステンレス製
ステンレスのメリットは丈夫さとメンテナンスのしやすさです。
アルミとの違いとしては、アルミよりもステンレスの方が丈夫ですが、軽さはアルミの方が軽いです。
丈夫とはいっても、迷子札はそれ程強い衝撃やダメージを受けないと思うので、この二つ(アルミとステンレス)に関してはデザインの好みで選んでいいのではないかなと思います。
シリコン製
柔軟性が高いので、首輪にぴったりと取り付けるタイプの迷子札に良く使われている。
軽くて、水にも強いのでメンテナンスも楽そう。
ただし文字部分が別の素材(ステンレスや革)であることが多いので、シリコンだけの特性で選べないところがある。
アクリル製
シンプルにアクリル内に文字を入れてるだけでも、おしゃれなものが多い。
軽くて丈夫、水に濡れても拭けばいいだけなのでメンテナンスが楽なのも◎
透明度が高いのを利用していろんな素材と組み合わせたカラフルでおしゃれな迷子札も多いのが魅力。
2.取り付け方法の違いによるメリットとデメリット
首輪と一体型の首輪のメリットとデメリット
- メリット
-
- 取れにくい
- 揺れない
一体型は首輪と一緒になっているので、首輪が外れない限りは、取れないので安心感は高いです(首輪に直接固定してある場合は、固定が取れれば外れることも可能性としてはある)
揺れることもないので、揺れが気になる子にもおすすめ。
- デメリット
-
- 買い替える場合に両方(首輪と迷子札)を買い替えるのでちょっとコスパが悪い
- 迷子札単体をあとから変更することができない
- 迷子札部分と首輪部分の両方の条件がそろわないといけない
首輪と一体なので、どちらかを取り替えたい場合(首輪の劣化、連絡先が変わって書き直したいなど)迷子札単体ではなく首輪ごと買い替えが必要となる。
迷子札のデザインだけでなく、首輪の強度なども一緒に合わせて考えないといけない。
リングで首輪に迷子札を付ける場合のメリットとデメリット
- メリット
-
- 取り付け、取り外しが簡単
- ある程度首輪のサイズに合わせやすい
取付が簡単なので、好きなものを好きなタイミングで首輪も迷子札も付け替えることができる。
揺れないタイプと違って首輪の幅がピッタリではなくとも、ある程度であれば取り付けられる。
- デメリット
-
- 揺れるのが苦手な子には不向き
取り付けはリングに通すだけなので、位置が動いたり、揺れたりする。
わんちゃんによっては揺れるものが首元にあると気になって嫌がる子や、噛んでしまう子もいるようなので、おうちの子が大丈夫かどうかしっかりと確認が必要。
3.犬によっては苦手な形の迷子札がある
キーホルダータイプはブラブラするのでわんちゃんによっては苦手
首輪にキーホルダーのように垂れさげる形で取り付けるものは、動くたびに揺れてしまうので、揺れによる違和感や、迷子札と留め具がぶつかる音を、わんちゃんによっては気になって嫌がる場合があります。
首輪に固定する(ブラブラしない)タイプは嫌がりにくい
首輪に固定してしまうタイプの迷子札はブラブラしないので、気になるわんちゃんにも取り付けやすいです。
4.文字の入れ方(印刷、刻印など書き込み方法)
文字の印刷方法にもいくつか種類があります。
金属製であれば彫刻、皮素材であれば刻印、縫い込む場合もあり、素材によっても違います。
印刷や、縫い込んでいるものも見やすくていいと思うのですが、素材によってはほつれによる劣化や、色落ちという可能性も考えて、個人的には金属に彫刻してあるのが一番消え難そうかなと思います。
文字を彫刻するタイプは「片面彫刻」と「両面彫刻」がある
- 片面彫刻は表面だけに情報を入れたい人向け
あまりたくさん書き込まない時や、コストを抑えたい場合は片面彫刻がおすすめ。
- 両面彫刻タイプは情報量が多い場合に便利
入れる情報が多い場合や、名前だけ表面にのせて、連絡先は裏面に、と分けて彫刻ができるのが良いですね。
両面に処理をするので、片面彫刻タイプよりもちょっとお値段は高くなります。
今使っている首輪にも取付可能なおすすめの迷子札
丸形キーホルダータイプ
レーザー彫刻なので文字が消えない!軽くてかわいいアクリル製の迷子札
スタンダードな丸形もいいけど、桜型、肉球丸型、ハート形とデザインもとってもかわいい。
レーザー彫刻なので文字が消える心配なし!透明度の高いアクリルに彫刻されているので文字もはっきりしてい見やすいし、高級感もありますね♪
軽量なアクリル素材で、大きさは2タイプ展開です。
カラー付きも淡い色合いなので、さりげなくオシャレな迷子札が欲しい人におすすめ!
カラフルなキャンディーカラーのかわいい迷子札
キャンディーのようにカラフルなカラーが選べるかわいい迷子札。
表面だけと両面刻印と選択できるようです(購入の際には間違えないようにチェックしてね)
両面タイプだと「表面に名前、裏面に連絡先」など分けて刻印できるので、名前がすっきりはっきり見えるのでいいですね。
お手頃価格!さりげない肉球もかわいいアクリル製の迷子札
こちらもキャンディーカラー(上の商品と同じ会社)の商品で丸形ですが、穴の部分が肉球になっています。
片面タイプなのでお値段がリーズナブルなところが魅力。情報を絞り込んで書き込めるならこちらもおすすめです。
こちらのお店にはタイプの違うかわいい名前札がたくさんあったよ。和柄とかもかわいいですよ。紹介しきれないけどおすすめです!
高級感のある名入れの迷子札プレート付き首輪
とても高級感がる本革の首輪です。
首輪には刻印(もしくは箔押し)での名前が入れられます(連絡先は不可)
サービス品として付属している迷子札はアクリル製で、革の首輪によくあう落ち着いた感じのプレートです。
迷子札プレートについては「サービス品」と書いてありました(2023年7月確認)
実際のタイミングでサービス終了となる可能性もありますので、迷子札としてプレートが欲しい場合は購入する時点で付属されているかどうかを必ずご確認ください。
豊富なカラーバリエーションと、スクエアタイプでシンプルで見やすい迷子札
スタンダードなスクエアタイプだとちょっと文字数が多い場合などに良さそう。
選択する背景色にもよりますが、はっきりとした文字で見やすい印象。
こちらは両面彫刻の商品です。片面だけでよい場合は、もうちょっとお手頃価格のものもありますよ。
ブラブラしないタイプの迷子札
ハッキリとした文字で見やすくておしゃれなデザイン♪サイズの選択肢が多いのも◎
しっかりと作られた日本製の革の迷子札です。
パステルカラーで見た目もかわいく、くっきりとした文字で見やすいのもいいですね。
首輪に止めるタイプはサイズが難しいのが難点ですが、こちらはサイズが豊富です。今までは首輪が太くて合わなかった人も、こちらなら合ったものを探しやすいと思います。
シリコンバンドで首輪の幅にも合わせやすい。劣化しにくいステンレスプレートの迷子札
文字を入れる部分はステンレスなので劣化に強く丈夫、首輪に取り付ける輪がついている部分はシリコン製なので柔軟性があり取り付けやすそうです。
オーダーメイド品なのでちょっと悩む注文方法(文字の指定)について、商品ページに細かく書いてあるところとか親切で良いなと思います。
シリコンバンドは単品売りも取り扱っているようです。
QRコードも対応可能なステンレス+シリコンの迷子札
こちらはQRコードの刻印にも対応しているので、連絡先をそのまま書きたくない場合にはQRコードにて確認できるようにしておくこともできます。
QRコードだと、情報量を多め(住所や電話番号)に入れたい時は便利だね!
シリコン部分は別途単体売りもしているので、シリコンのみの破損等であれば別途購入可能なのもうれしいですね。
上記2つはQRコード有無以外はほぼ同じような商品です。
QRコード以外では、個人的にどちらのお店も口コミもいいし、お値段で選んでもいいし、名札のデザイン(サンプル写真のイメージなど)で好みの方を選択してもいいんじゃないかなと思います。
ちょっと選べなかったので両方載せました。
首輪と一体型の迷子札のおすすめはこちら
革製の一体型の首輪を購入する時のポイント
- 文字の耐久性
- 首輪自体の耐久性
- 取れにくさ(名札部分の取付がしっかりしているか)
首輪にリードを付けてお散歩をしている場合は特に耐久性や、付け心地まで意識して決めたいですね。大体のお店は首輪単体でも販売していたりするので、首輪の強度等はそちらでも確認できそうです。
選択できるカラーが豊富でかわいい!革製で丈夫な迷子札(首輪は別売り)
日本の工場で職人さんが作った、パステルカラーがかわいい革製の迷子札です。
こちらの迷子札については「迷子札のみでは販売していません」とあるのでご注意ください。
購入時は「迷子札」と「首輪」をそれぞれ別に購入する形のようです。注意事項をよく読んでから購入してくださいね。
商品ページでそれぞれの首輪と色の組み合わせのシミュレーションもできるようなので、購入前にチェックしてみるとイメージに合うものが選択できそう。
小型犬にぴったりな細めのチョーカータイプの一体型迷子札もあります
こちらはチョーカータイプです。チョーカータイプはセット(チョーカー&迷子札)の販売になっているようです。
軽く細身なので小型のわんちゃん向けかなと思います。
首輪にもハーネスにも取り付けオーダー可能な革製の一体型迷子札
迷子札と首輪、もしくはハーネスを同時注文することでお店の方で取り付けてくれるタイプの首輪と一体型の迷子札です。
こちらのお店の首輪やハーネスはしっかりした作りなので、普段のお散歩首輪としても安心して使えそうです。
我が家のハーネスはこちらで購入しています。ハーネスにも迷子札取り付けられたんだなぁと知ってちょっと後悔。付けとけばよかった・・・
まとめ
迷子札はわんちゃんの身分証明書みたいな感じで、いざと言う時の命綱です。
もちろん迷子にならないのが一番ではありますが、思ってもいなかったトラブルではぐれてしまう可能性もゼロではありません。自然災害など予測も、対処も追いつかないこともあります。
普段はおうちの外に出ないわんちゃんにも、出来たら常に身に着けていて欲しいものなので、愛犬が負担に感じずに身に付けられるものがいいですね。