リードの種類。大まかに違うところは「強度」「長さ」「金具」
リードを選ぶ際に気にしたい違いはざっくり3つです。
強度・・・太さや素材によって違う
強度は細いと弱くなるの?素材によっても強度や重さは違う
必ずしも「細い=弱い」というわけではないと思います。
素材によってはそこそこの太さでも、強度がとてもしっかりしたリードもあるので、耐久性については太さ以外でも商品説明をよく見て判断してみるといいと思います。
太いリードは頑丈!でもその分重い
太いリードは頑丈ですが、その分重い傾向があります。
大型のわんちゃんなんかだと、ある程度の強度が必要なのでどうしても太めのリードになるので、扱いがちょっと大変。
ある程度の太さでも強度があるタイプものものもあるので、試してみるのもいいと思います。
細いリードは軽いけど、絡まりやすい
細いリードは強度だけでなく、絡まりやすさという点でもちょっと問題があります。
長いワイヤーのように伸びるタイプだと柔軟なのはいいのですが、長めに使用する場合はちゃんと巻き取れていればいいのですが、絡まってわんちゃんや飼い主さん、周囲の人がけがをしないように注意しましょう。
長さ・・・用途によって長さや伸縮の有無を使い分ける
普段住宅街や人通りの多い公園の通路などを散策する場合は、それほど長さは必要ないですね。
逆に広い場所で遊んであげたりする場合は、紐が長いもの、もしくは伸縮するタイプのものを選ぶとわんちゃんも走り回れて便利です。
長いタイプの場合は紐が絡まりやすいので、よく見ていてあげるようにしよう。
金具・・・金具や接続箇所がもろいと壊れる原因にも
どんなに紐の部分が丈夫でも、接合部分がもろいとリードが壊れてしまうので、注意が必要でしょう。
また、壊れにくさも大切ですが「外れにくさ」にも注意してほしいです。
意外と簡単に外れた・・・柴ドリルの恐怖
以前散歩中に、うちのわんこが柴ドリルをしたら「カシャン」と音がして・・・「え?」という間にリードが金具からはずれてました・・・
幸いうちの子はとれたことに気づいておらず、すぐにつけたので事なきを得ましたが、もし走り出したりしてたら大変なことに・・・
ちなみに柴ドリルで外れたのは首輪に付けていたリードです。
ハーネスであればドリルしてもリードはハーネス(体側)に取り付けているので取れる心配は少ないかなとは思います。
耐水性なんかも気にした方がいいのかな?
ある程度外で使用するものなので、耐水性は大丈夫だと思いますが、金具部分や接合部分については、しっかりした作り、水に強いもの(さびにくい、劣化しにくい)を意識するとより安心。
長さの違いは?長すぎると使いにくい?
長さの調節可能なリードとか、いろいろあるけどどれが使いやすいのかな?
長すぎるといざと言う時にわんちゃんの制御ができない?
突然大きな音がしたり、車や自転車予期しなかったものが突然近くを通った時など、とっさにリードを引いても長すぎると引き寄せられず危険。
特にダルダルに緩んだ状態で使うのはいざと言う時のリードの意味がない・・・となってしまうので、歩道のお散歩中などはくれぐれも飼い主さんがわんちゃんを制御できる範囲の長さで持ってあげてほしいです。
長さ調整機能がないものも、自分の手に巻いたりして調節すると良い感じの長さが見つかるはずです。
通常のお散歩時はあまり長くない方が安全?
人通りもある歩道を散歩する時などは特に少し短めに持って、他の人の迷惑にならないように気を付けています。特に、道幅が広いからと言って緩めすぎると、通行人や自転車の人にとって邪魔になってしまうし危ないです。
長さ調整できるものもあるので、歩道や危険のある場所では短く、わんちゃんの遊べる広い場所で走ったりするなら長く、周囲の人にも、自分やわんちゃんにも安全に気を付けて使い分けましょう。
リードにも種類がある?それぞれのリードの種類について
スタンダードタイプのお散歩リード(長さ固定タイプ)
一番よく見かけるタイプの長さ固定のリードです。
長さや太さは犬の体重に合わせて選択するといいと思います。
頑丈なパラシュートコードでできたペット用のオシャレなリード
編み込み部分がしっかりしていて、カラーも豊富とただのリードされどリード、毎日使うからこそおしゃれ感がとてもいい感じ。
パラシュートコードというとても頑丈な素材を使用しており、日本の職人さんが作成しているというこだわりのリードです。
追加料金で「リフレクティブタイプ」という夜間に反射してくれるタイプにもできます。
ペティオ(Petio) お手頃価格だけど金具もしっかりしてるスタンダードなリード
犬の体格(体重)に合わせて、太さを選んで対応できるスタンダードタイプのリード。
紐部分の作りはしっかりしているので、安心感があります。
金具部分も独自の作りで強化してあるようです。さすが大手メーカーお値段の割にしっかりしている印象。
ペティオ(Petio) 和柄がかわいいスタンダードタイプのリード
こちらもペティオさんですが、和柄がとてもかわいい。
ちょっとしたことだけど、和柄の似合うわんちゃんであれば合わせたくなっちゃいますね。
RADICA(ラディカ) 小さなわんちゃん限定。軽くておしゃれなデザインのリード
こちらは体重制限が7kgとなっている、小型のわんちゃん限定です。
素材も軽く、デザインがオシャレなので、ちいさくてあまり噛み癖とかない子であれば良さそうです。
手がふさがらないショルダータイプリード
一番のメリットはリードを肩にかけておけるので、うんち処理などの時に両手が使えるハンズフリーなところです。
デメリットは制御しているのが自分の体(かけているところ)なので、急に変な力が入ると力の強い子だったりすると飼い主さんの方に負担がかかる可能性があります。
急に後ろとかに引っ張られてしまうと、中型犬以上の場合はパワー負けして転倒の恐れもあります。
手がふさがらない分、わんちゃんの動きに注意をしっかり払って不測の動きに体がびっくりしないように注意した方が良さそうです。
すず工房 肩掛けでも、通常のリードとしても使える2wayタイプの高性能リード
こちらは更にショルダー部分以外のところにも持ち手があるので、いざと言う時に対応しやすい仕様。
外して使えばスタンダードなリードとしても使えちゃう。
紐自体の強度はもちろん、速乾性も高いので水遊びが好きな子や、雨の日の散歩でも安心。
こちらは夜間に安心の反射付きタイプです。
RADICA(ラディカ) 大型犬サイズもOKな肩が痛くならないおしゃれな肩掛けリード
デザインはおしゃれですが、大型犬やちょっとワイルドな中型犬も大丈夫なしっかりした作りの肩掛けタイプのリード。
肩の部分には痛くないようにメッシュ素材が使われていて飼い主さんの負担を更に軽減。
使われている「CORDURAファブリック」という強度と耐久性に優れた生地ということで、更にテフロン加工もされていることでより「耐水性」「強度」を強化しているこだわりのリード。
伸縮性のある犬用リード
広い場所で遊んだりする場合に使うのが伸縮性のあるリード。
元から長いリードだと持ち歩きには不向きですし、何より巻き取るのがちょっと・・・お外で長いリードで遊ぶ場合はこちらのタイプになると思います。
伸縮性があるので、もちろん短くもできますが、普段使いの場合は間違えて長くしてしまったりしないように注意が必要です。
個人的には普段の散歩では長く使うことはないので、お散歩用、遊ぶ用で分けた方が安心かなと思います。
FLEXI ドイツ製の握り心地や機能性にこだわった伸縮リード
ドイツ製の伸縮リードです。
グリップ部分の握りやすさや巻取りのスムーズ感などこだわって作られています。
巻取り(ロックしていない時に紐を収納してくれる部分)がスムーズだと、無駄にたるまないので絡まったりする心配が少なくていいですね。
別売りのアイテム(ライトなど)を取付けることで更に便利に使用可能。
ダブル(両端につなげる)で使えるダブルリード
ダブルリードのメリットは作りが頑丈で長さ調節もできるところ。
一本で二匹同時に散歩できたり、力の強い子や元気有り余って制御が大変な子用に首輪と胴輪両方につけられたりと、便利なダブルリード。
我が家も1回ハーネスがはずれた事件があり心配なので、すっぽ抜け対策として現在はダブルリードでお散歩しています。
当初購入したのがこちらのダブルリード用の商品です。作りがとても頑丈です。
ラロック 二頭引き可能。長さ調整も可能な頑丈ザイル素材のダブルリード
とても頑丈で安心感のあるつくりのダブルリード。
長さの調整も簡単にできるので使い勝手も良いです。
ただとてもしっかりした作りで、紐も太めなので慣れるまでは持ちにくいと感じるかもしれないのと、リード自体がちょっと重いです。
体の大きな子や、力の強い子の2頭引きなんかにはしっかりしていておすすめです。
すず工房 反射素材で夜間も安心。リードの先が二股になっているタイプのダブルリード
リードの先だけが二股なので、重量も重くなく使いやすいダブルリード。
見た目は結構細身ですが、軽くて丈夫で速乾性もある素材を二重張りにしているということで、強度もしっかりあるようです。
購入の際にナスカンが選べるのが珍しいなと思いました。
我が家ではこちらのお店で買ったハーネスを愛用しています
今我が家では今はダブルリード用のリードは使っていません
ダブルリード用のリードをやめた理由の一つは重さです。
頑丈な紐部分ですが、我が家の中型犬の場合は、ここまでの太さはなくてもいいなと。二頭引き用なので結構太く、普段のと比較してどうしても持ち辛く感じてしまった。
あとは我が家のわんこの事情ですが、うちの子は子供時代は大きな音とかにびっくりすると、その場でくるくると回転してしまうことがありました。
こうなってしまうと、当然紐もくるくる、5回位回ると結構紐が手に食い込んでヤバイ。犬の方も、紐が引っ張られて胴輪がぎゅーとなってしまうので、余りよろしくない感じになってしまったので、今回は元に戻すことにしました。
今はスタンダードタイプのリードを二本持ちしています
結果として、以前使っていた普通のリードを2本、それぞれ胴輪と首輪につけて使うことにしました。
これだと持ち手の部分はくるくるしてもきつくならないので、万が一犬がクルクルを始めてしまっても大丈夫。
最近は成長してきてクルクルすることは減ったけど、二本持ちは慣れればそこまで重くないし、特に不便もないのでこのままお散歩しています。
通常は首輪の方の紐を少し緩めにして持って、胴輪の方を引っ張られてもすぐに抑えられるようにしっかり目に持っています。
二本持ちにしてからお散歩が安定した気がする(犬の成長のせいもありますが)
胴輪だけだと体しか制御できず、首輪だけだと首(頭)側だけを強く引っ張てしまうことになるので、2本持ちの方が無理な力が集中してかからない分なんかいい感じです。
慣れると、使い勝手は余り気になりません。万が一首輪か胴輪がトラブっても、1本命綱があるとちょっと安心です。
飼い主がなれて落ち着いたせいなのか、最近は犬もあまり引っ張ることもなく、落ち着いて散歩できるようになってきました。
まとめ
リードはお散歩中のわんちゃんと飼い主さんを繋ぐ大切なものです。
どんなにいい子でも、何か不測の事態で落ち着きがなくなってしまって走り出したり、人懐っこすぎて人にとびかかりそうになったり、危険はいっぱいです。
犬の為にも周囲の人に迷惑をかけないためにも、しっかりとしたリードをもって安心してお散歩したいですね。